北アルプス:後立山縦走  (9/26/5日目)
【山行日】 09年09月22日〜28日
【登山口】 長野県北安曇郡小谷村 栂池自然公園登山口
【下山口】 長野県大町市扇沢 扇沢登山口
【参加者】 単独
【天 気】 晴れ
【コース】 五竜山荘〜五竜岳〜北尾根の頭〜口ノ沢のコル〜八峰キレット小屋(泊)


朝、風がテントを叩く音で目が覚めてしまいました。
外を覗くと辺り一面ガスで真っ白です。強風で次々とガスが飛んでいきますが、雨は降っていないようです。軽い食事を済ませ、辺りがぼんやり明るくなった頃からテントの撤収を開始します。雨降りよりはましですが、風の強いときの撤収もイヤになります。
でも、出発する頃には時折ガスも切れたりして、五竜岳の山頂方面も見え隠れしています。これ以上悪くはならないでしょうし、山頂に着く頃にはガスも晴れることを期待して出発します。

今日の予定は五竜に登り、G4とかG5とか言われている岩峰を乗り越えて八峰キレット小屋までの予定です。ここの小屋にはテント場が無く、小屋泊まりを余儀なくされますが、小屋に着いてまだ体力、気力があれば鹿島槍ヶ岳を越えて冷池山荘のテント場まで足を伸ばそうと考えていますが、多分キレット小屋に着いたら気持ちが萎えて小屋泊まりとなるでしょう(笑)



いきなり五竜岳の山頂からです。
山荘からの1時間チョットの登りで五竜岳山頂に到着です。
青空は未だ見えないものの、思惑通り山頂手前からはガスも取れて、360度の眺望が目の前に飛び込んできます。気分的には「ラッキー!」のひと言です。

画像は山頂から西方向、「劔岳」です。


山頂から北方向の眺望です。

初日から歩いてきた山々が見渡されます。
入山した栂池は一番上の右端です。こうやってみると随分と歩いてきたなぁ。


山頂からこれから向かう南方面の眺望です。

北アルプスの名だたる名峰が雲海から顔を覗かせています。
目の前には鹿島槍ヶ岳の双耳峰が目を引くし、遠くには槍ヶ岳、穂岳、水晶岳、薬師岳なども一望出来ます。山頂に1時間近く滞在し、気の済むまで展望を楽しみます。この先は、険しいガレ場、鎖場が連続します。先行者もいることだし、落石に十分注意して下っていきます。浮き石が多く、滑りやすい縦走路行くと、G4、G5と呼ばれている鋭い切り立った岩峰の登降があり、ここもクサリなどを補助に三点確保で慎重に行動します。


進行方向ですまだまだ岩峰のアップダウンが続きます


今下ってきたG4、G5の岩峰です。
Gはグラード、岩尾根?の意味だったかなぁ?地図にはG0〜G5まで記載されていますが、どれがどれか良く分かりませんねぇ〜。とにかく気の抜けない岩峰の上り下りが連続します。
ガスで隠れているところが五竜岳です。

黒部側の谷方向です。
今にも崩壊しそうな不安定な岩がいくつもあり、時折遠くで落石の音が谷に響き渡り不気味です。


ガスで隠れて終いそうになる劔岳。
たしか、映画の「劔岳・点の記」でもこんな場面がなかったかな?


北尾根の頭でひと休みです。


最低鞍部の口ノ沢のコルを過ぎた辺りから振り返り見た、今日歩いてきた道程です。
左奥が五竜岳、右手前が北尾根の頭です。


まだまだ続く岩綾帯の登降が続きます。
登っちゃ下りの繰り返しでほとほと疲れてきて、休憩の回数も増えていきます。


やっと見えてきました、八峰キレット小屋です。

雑誌やHPなどでは見てはいましたが、実際に見ると本当に良くもまぁこんな狭いところに建てものだと感心する場所にありました。もちろんテント場のスペースも無く、このまま進むかここで小屋泊まりにするか決めなきゃいけません。次のテント場までは5時間はユックリ掛かるでしょう。
小屋前のベンチでザックを下ろし、そんなことを考えていると自分の実力じゃこれから5時間は無理でしょう?と結論は早く、さっさと宿泊手続きを済ませます。食料は持っているので素泊まりでも良かったのですが、今日は何もしたくないので一泊二食@9000円と奮発しました。


丁度劔岳の山頂付近に夕日が沈んでゆきます。将にダイヤモンド劔です。



シュルエットに映し出させる劔岳。
映画、「劔岳・点の記」の中で立山曼荼羅に描かれた劔岳、「針の山」と言われていた訳が良く分かりますね。
それにしても劔岳は格好いい山ですねぇ。

ここで知り合った埼玉県からのT澤さん、私と同じコースを同じ単独テント泊縦走の方です。
彼も私と同じ栂池から同じ日に入山したそうで、私が予定通り歩いた2日目の雨の日、彼は白馬大池で停滞していたそうです。結果、私が1日早く前を歩いていたわけですが、私が4日目の行動を早く切り上げたのでこうやって同じキレット小屋で一緒になったわけです。この後、扇沢に下山するまで一緒のコースでした。

晩御飯は久しぶりにまともな食事にあり付けました(笑)
今月一杯の営業というこの小屋も、食材の在庫一掃のためか、生野菜沢山の豪華な食事でした。




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