剣岳・立山縦走

【山行日】 08年08月05日〜07日
【今回登ったピーク】 前剣・2813M  剣岳・2999M  別山・2880M  真砂岳・2861M  富士ノ
             折立・2999M  大汝山・3015M  雄山・3003M
【登山口】 富山県立山町室堂登山口
【参加者】 sanyuさん  petboyさん  大将  GEN
【天気】 3日とも晴れ
【コース】 

1日目  立山駅8:00〜室堂9:20〜雷鳥平〜別山乗越〜剣沢幕営地13:45

2日目  剣沢幕営地5:50〜前剣7:50〜剣岳10:05〜前剣〜黒百合のコル14:00〜剣沢幕営
      地15:00

3日目  剣沢幕営地6:00〜別山7:15〜真砂岳8:20〜富士ノ折立〜大汝山9:50〜雄山〜一ノ
      越12:00〜室堂12:50〜(バス・ケーブルカー)立山駅14:10

昨夜の夜中に見た星空は零れんばかりの星が輝き、天の川もクッキリと見ることが出来ました。
また、15分くらいの間に3個の流れ星も見ることが出来、明日の好天を予感させるものでした。

今回の山行で2日目の今日は、危険な岩場の連続する剣岳の往復です。
テント装備はキャンプ場にそのまま置いていくので多少の荷物の軽量は出来るものの、鎖、梯子場と連続する登山道ですから、十分に気をつけて行動しなければいけません。
軽い朝食を済ませて、AM6:00頃にテント場を出発します。


(注)私のデジカメの調子が悪く、同行者のpetboyさんの画像を数枚お借りしています。


夜明け前の剣岳です。

早朝のキャンプ場の気温は12℃くらいでした。思ったより寒くは有りません。
少し雲が多いようですが、これくらい雲が有ったほうが直射日光を避けられて良いのです。

出発準備を済ませ、AM6:00に出発です。
少し剣沢を下り、雪渓を用心しながら数箇所横切って行きます。急斜面の雪渓です。誤って滑落すると止まらないでしょうね。


剣山そうです。
雪害で小屋が壊され、再建されたばかりの綺麗な山小屋です。
立ち寄ってクロユリの情報を入手します。
画像の一番奥の山は剣岳じゃないんですね。あれは前剣岳です。剣本峰はその後ろにあり、ここからはまだ見ることができません。

さぁ、この小屋を過ぎると剣岳の険しい登山道の始まりです。

登山道から振り返り見た剣沢です。
ここら辺でやっと立山の上部が別山の向こうにチョコッと見ることが出来ます。


前剣岳の少し手前から見た剣本峰です。


前剣岳山頂です。

随分と剣岳も近くなってきました。既に山頂には人影も確認できます。
しかし、ここまでの登山道はザレザレの浮石の岩屑ばかりで本当に歩き難い登山道でした。
上からの落石もそうですが、自分も落石を誘発させない様に十分に気を付けて高度を上げていきます。


どこにコースがあるのか良く分からないほど複雑かつ急峻な岩場の連続です。
危険箇所には鎖は付けられています。でも滑落するただじゃ済むような高さではありません。


この日はそれ程登山者は多くはありませんでしたが、こういった危険箇所の取り付きは登山者の多いときには渋滞して30分や1時間の待ち時間も有ると聞いたことがあります。
その渋滞の緩和のためルートは上り下りが一方通行に付けてあります。
右側の画像は剣岳の最難間と言われている「カニのタテバイ」の岩壁に取り付く先行者です。


カニのタテバイの岩壁を登るsanyuさんです。
垂直に近い30M程の岩場ですが、sanyuさんは普段から岩登りをされているのでスイスイ登っていかれます。岩は安定していてホールドも沢山あります。鎖も鉄杭もあり安心して上れます。

このカニのタテバイを過ぎ、早月尾根からの登山道を左から合流すると剣岳山頂は直ぐそこです。


剣岳山頂です。

山頂はそれ程広くはないです。360度の大パノラマの筈ですが、ガスの塊が次々と湧き出して期待していた眺望は無理でした。時折見える北方稜線や八ッ峰の急峻な稜線がガスに浮かび上がります。
前回来た時には遠く槍ヶ岳まで見ることができたのですが、今回は無理のようです。


剣岳の三角点です。

この三角点の設置には凄いドラマがあるんですね。ここで説明すると長くなりそうなので、興味のある方は新田次郎の小説「剣・点の記」を読んでください。またこの小説の映画も3年がかりの撮影も先日終了し、来年劇場公開される事も決まったようです。私も今から楽しみです。

1時間近く山頂でガスの晴れるのを待ちましたが、次々湧いてくるガスは切れることはありませんでした。上空は青空なのですが・・・・・・後ろ髪を引かれる思いで山頂を後にします。



カニのヨコバイとその後の垂直の梯子です。
個人的には前回もそうだったんですが、カニのタテ・ヨコよりこの梯子が私には一番緊張するところでした。

平蔵の頭と云われている岩場です。

一方通行の登山道ですから、登りとは少し違った登山道を下っていきます。しかし、アップダウンが激しく続いていて下っているのか登っているのか良くわからないくらいの登山道です。

前剣や一服剣を過ぎると稜線通しに行ける分岐があります。
普通は通らないのですが、今日のもうひとつの目的でもあるクロユリを見つけるために稜線通しの登山道を進み、その名も「黒百合のコル」に向けて下っていきます。


ハイマツをかき分けながら進むと大きなお花畑があります。

その中を探し回りますが見つかりません。チングルマやハクサンイチゲ、シナノキンパイなどの草花は足の踏み場もないくらい咲き誇っているんですが目指すクロユリは見つかりません。

1時間近く探し回ったでしょうか?半分あきらめて別の登山道から剣山荘に向けて下ることにします。山荘近くで他の登山者がしゃがみこんで何か写真を撮っています。

sanyuさんと「まさかあそこに咲いていたりして」なんて言いながら下っていくと、驚いたことにそこには沢山のクロユリが咲いています。随分と遠回りしましたが何とか出会えることができてホットしました。Webなんかで見た事のないクロユリは私が思っていたよりも随分ちっちゃくて可愛らしいものでした。


やっと見つけることができたクロユリです。
他のユリの仲間と比べると派手さがなく何となくレトロぽっく可愛らしいユリの花ですね。


本日登山道脇で見かけた草花です
↓  ↓
それまでガスに包まれていた剣岳ですが、夕方になるとすっかりとガズが晴れていました。
明日は最終日の立山の3000Mの稜線歩きです。前回はガスで全く展望は駄目でした。明日の好天を期待してシュラフに潜り込みます。



3日目にGO!

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