天狗ヶ城
【山行日】 08年01月04日
【ピーク】 てんぐかじょう 1780M
【登山口】 大分県 牧ノ戸峠登山口
【天気】 快晴
【参加者】 GEN
【コース】牧ノ戸登山口5:40〜天狗ヶ城7;40〜牧ノ戸登山口10:30 行動時間4時間50

2008年の最初の山をどこにしようか?

正月休みに入る前の計画では、友人と二人で”祖母傾山の縦走”を計画していました。
30日に上畑から入山し、元旦の初日の出を傾山々頂で迎えようと思っていましたが、おりしも一級の寒波が年末年始に日本列島に流れ込んで来るとの予報です。
寒いだけなら装備で何とかなるんでしょうが、1500Mを超える稜線の積雪量が一体どのくらいになるのか予想が出来ません。日照時間の短い今の時期は15cm〜20cm以上の積雪があれば予定通り行動するのは難しそうです。また、雪の重みで縦走路の登山道を塞ぐであろうスズタケも厄介です。いずれにせよ計り知れない自然の力にはかないません。今回は縦走計画は中止です。

元旦の初日の出はどうも見れそうにはないのですが、”祖母傾山縦走”の予定で日程を空けていた私は別にする事もなく、31日の深夜に阿蘇外輪山の大観望に向かいました。
山間部は予想通りの路面状態であちらこちらでチェーン規制が出ています。ミルクロードに至ってはは通行止めになっていたようです。

深夜3時ごろは時折強風で流されていく雲の隙間から星も見えていたのですが、肝心の日の出の時間には分厚い雪雲とガスで日の出は見れませんでした。その足で久住か星生山位は登ろうと牧ノ戸峠に向かい暫く登山口で様子を見ていましたが相変わらず横殴りの雪が降り続けています。収まりそうもなくこの日は登山口で遭えなく敗退です。

前置きが長くなりましたが、大荒れの天候に振り回されながらも今年の登り初めの山はくじゅうの連山のひとつ天狗ヶ城に登ってきました。どうせなら日の出も見ようと車泊して準備します。

いきなり朝日に赤く染まる三俣山です。
当初の予定ではこの光景は天狗ヶ城から見る筈でした。

この時期の日の出の時間は7時10分位です。日の出はその瞬間じゃなく、日が登り始める前20〜30分が見応えがあります。その為には山頂には6時40分くらい前には到着しなければなりません。
逆算して4時20分に携帯のアラームをセットして寝袋に入りました。
目が覚めたのは4時50分です。慌てて飛び起き準備して出発です。
見上げると雲ひとつない空には星が輝き、上弦の三ヶ月が綺麗です。しかし、寒いです。

アイゼンを利かせ沓掛山手前の展望台に到着です。
その時ザックの中の携帯のアラームが鳴ります。セットを1時間間違えていたようです。
そんな訳で星生山の分岐付近で地平線がしらみはじめます。山頂からの日のでは無理のようです。
避難小屋を過ぎた辺りで日の出の時間をむかえたようです。
三俣山が朝日の赤と雪の白でピンク色に見えています。
ここでザックにぶら下げていたお茶を口にしようとすると凍りつき飲めませんでした。

天狗ヶ城の山頂です。
私が到着した時には2人の登山者が居られ、熱心にシャッターを押されていました。
山頂の温度計を見るとマイナス17℃を示しています。

上空の雲はひとつもありません。
360度の眺望は空気が澄んでいて遠くまで見ることが出来ます。
北方向には雲海も見る事が出来ました。

完全氷結してしまった御池の向こうには祖母傾の山並みです。

大船山の山頂付近はここから見る限りでは雪はそんなに付いていないようです。
強風で飛ばされたのでしょうか?
左のピークの平治岳の向こうには由布、鶴見岳も雪で白く見えています。

完全に氷結した湖面は投げ込まれた石なども無く、綺麗な輝きを見せています。
御池の真ん中を渡り、来た道を戻ります。

星生崎の岩場下付近から見る阿蘇・根子岳です。
こちらから見る根子岳北壁は急峻な岩場が多いためか雪が余り付いていないようです。
しかし、谷間には結構吹きだまっているように見ます。

澄んだ冷気の中に映えて見える湧蓋山も真っ白に雪化粧しています。
この辺りから登ってくる多くの登山者とすれ違います。
皆さん「こんにちわ〜、良い天気ですね」と言われ、青空に映える雪景色に感嘆の声をあげられています。風も無く歩いていると気持ちが良いです。

青空に映える霧氷が綺麗ですね。

ナベ谷付近の様子です。
九州の山じゃ無いような感じを覚えます。

牧ノ戸登山口上部の東屋から見た由布岳です。
ネコの耳のような双耳峰が綺麗ですね。
休憩場で暫く休憩です。そうしているうちにも次々と登山者が登ってきます。
中には観光客の方も結構います。足元をみると革靴や運動靴です。
何故かカカトの高いヒールを履いて登ってきている方もいます。ツルツルの凍り付いた所を良く此処まで登ってきたと感心します。登りより下りのほうが大変なのに。

今年の年末年始の休みは結構長かったんですが、悪天候によって山歩きの出来たのはこの日のくじゅうだけです。その悪天候がこれだけの雪景色を楽しませてくれたのだから、まぁ良しとしましょう。暫くは雪景色が楽しめるだろうが、その雪が少なくなる前に再び寒気が南下して来て新たな新雪を期待したいものです。
ただ、山の雪景色は綺麗でも、登山口に来るまでが大変です。
この時期のくじゅう界隈の登山口に行くにはそれなりの車の滑り止め対策を怠らないようにしたいですね。帰りの道中でも沢山の車が立ち往生したり、ガードレールなどに接触して停車していました。


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