大船山 大分県
【山行日】 02年1月24日
【ピーク】  たいせんざん1786M
【参加者】 単独
【天気】 曇りのち晴れ
【コースタイム】岳麓寺登山口8:00〜黒岳分岐9:05/9:15〜鳥居窪10:05/9:10〜山頂11:3/12:30〜岳麓寺登山14:30行動時間 6時間30分

◆ いつもの様に仕事が終わってから登山口に向う。豊後中村を過ぎると路面は凍結や圧雪でツルツルだ。四駆にスタットレスタイヤで慎重に九酔渓の九折を越えて牧ノ戸峠で車中泊をする。

翌朝、目が覚めてみると外はガスで真っ白だった。車載の室外温度計はマイナス8℃を示し室内のペットボトルのお茶も凍っていた。朝食を食べながら暫く天気の回復を待つことにした。辺りが明るくなった7時過ぎにガスが切れはじめた。それから、みるみるうちに回復して青空も見え始めたので急いで登山口のある岳麓寺に移動する。
AM7:05頃の牧ノ戸峠付近の様子 AM7:35分頃の様子
登山口は刈谷橋の手前にゲ−トがあり、10数台程駐車出来るスペ−スがある。準備を済ませるとゲートを抜けて、舗装された牧野道を50分位歩かなければ成らない。牧野道の行き止まりから、やっと本格的な登山道となり、雪を踏みしめながら高度を上げて行く。雪は適度に締まっていてアイゼンを付けると歩き易い。自然林の林を抜けて丈の低い潅木帯に出ると見晴しも良くなってくる。
登山口から見た天狗岩 鳥居窪から見た大船山
振り返ると祖母山の稜線がハッキリと見えていた。高度が上がるに連れて樹木の霧氷は大きくなり、自然の美しさを見せている。岩に張り付くように枝を出す樹木の霧氷はまるで海のサンゴ礁の様だ。
標高が上がるに連れ成長する霧氷 あたり一面霧氷の海で白く輝いていた
紺碧の海のサンゴ礁の様だ 自然の織りなす造形美
一直線の雲の下には阿蘇の山並 霧氷のトンネル
霧氷のトンネルを抜けると台地の様な開けた所に出る。その先に山頂はあり、岩のゴロゴロした所だ。私が到着した時は誰もいなく、独占状態だ。風も無く寒さはあまり感じない。しかし、ザックに下げたペットボトルの水は凍ていた。コ−ヒ−を沸かして昼食を摂りながら、快晴の冬空の元で見飽きる事の無い360度の眺望を楽しむ。ここまで、自分の足で登ってこなければみる事の出来ない景色を、1時間近く楽しんでから山頂を後にする。
独り占めの展望 九重の名峰達が手に取る様に見渡される
霧氷に囲まれた山頂直下の御池 坊がつる、三俣山に飯田高原も見える
九州本土最高峰の中岳(左)と天狗ヶ城(右) 段原と北大船山
山頂には1時間程居たが、私以外誰も登って来る登山者はいなかった。風の音も無く静かな至福の時間を過ごして下山を始める。今、登って来た道を戻る事にする。
本来、私は来た道を戻る往復登山はあまりしないが、今回は出発時間が遅くなり、当初予定していた段原から風穴に下る周遊コ−スを断念する。下山途中も誰も会う事も無く、今朝自分が付けて来た足跡を辿り、長い牧野道を通り、車の止めてある岳麓寺の登山口に無事に下山する。

下山後は七里田温泉・木乃葉の湯で、冷え切った身体を温める。いつもそうだけど、冬の下山後の温泉は、湯船に浸かる時のあの瞬間が何とも云えぬ感じだ。全身に今まで止まっていた血液が流れ出す様な感じで本当に生き返るような気がする
下山後に久住高原から見た大船山 九重連山の霧氷は1日中消える事は無かった
今回の山行は、誰にも会う事も無く静かな山歩きが出来た。しかし逆に云うと、一人で行動中に何かあったらと思うと、少し心配になる。これからも、十分に気を付ける様に心掛けたい。

     

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