白岩山・向坂山 

【山行日】 08年08月15日

【今回登ったピーク】 しらいわやま・1646M  むこうざかやま 1684M
【登山口】 宮崎県五ヶ瀬町 ごぼう畑登山口
【参加者】  sauyuさん  大将御夫婦  GEN
【天気】  晴れ
【コース】 ごぼう畑登山口・6:30〜杉越〜白岩山7:10〜杉越〜向坂山8:20〜スキー場〜ごぼう
      畑登山口9:20

天涯の花、キレンゲショウマを訪ねて脊梁山地の山に出かけてきました。最近は九州の山では殆ど見る事が出来なくなった。四国の剣山系の山には多く残ると聞くが、九州では限られたごく一部の山でしかお目にかかれないそうです。私が山歩きを始めたころ、同じ脊梁山地の山、国見岳の登山道近くで見た事があります。多分現在は見る事は出来ないのでしょうね。

同行した大将御夫婦をAM2:00に迎えに行きます。
熊本のsanyuさんとは山都町の道の駅でAM6:00に待ち合わせです。1時間早くついた私達は少しばかり仮眠を取ってsanyuさんを待ちます。時間通り到着したsanyuさんと合流後、私の車で登山口のある五ヶ瀬ハイランドスキー場に向かいます。この時期は営業されていないスキー場を過ぎて、更に林道を進むと今日の登山口であるごぼう畑登山口に到着です。


ごぼう畑登山口です。

数台の車は駐車可能です。今日は私達が一番乗りのようです。準備をすませ、木材チップの敷き詰められた足に優しい遊歩道を杉越に向けて歩き始めます。


登りの途中かの少し開けたところからは雲海が山間の谷を埋め尽くしています。
朝の早いこの時間しか見ることの出来ない風景でしょうか。


登山口から20分程で白岩山と向坂山の鞍部の縦走路、杉越に出ます。
右に行けば向坂山ですが帰りに寄る事にし、縦走路を左に白岩山に向かいます。


何故かここに登山届けのBOXが設置されています。
霧立越(きったちごえ)と言われる快適な縦走路です。昔の人はこの道を行き来して椎葉の村などにいったのでしょう。また、西南の役で薩摩軍率いる西郷隆盛達らが、田原坂の戦で敗れこの霧立越を通り、椎葉村から人吉に逃れた敗退路でもあり、歴史深い縦走路なのです。

備え付けの温度計は18℃を示していました。涼しいはずです。


白岩山山頂です。

杉越から殆ど水平の登山道はブナの大木が多く、紅葉の時期は綺麗な縦走路です。白岩山の手前には鹿よけのネットがあり、これを開けて入るとそこは石灰岩のゴロゴロした白岩山の山頂です。多少の木々が邪魔して北方向は見えにくいですが、木々の隙間からは遠くは由布岳、祖母傾大崩山域も垣間見えていました。この山頂の周辺は鹿避けの防護ネットで囲まれており、沢山の植物が守られています。丁度私達が出掛けたときはソバナが山頂周辺には咲き乱れていました。


早朝に山頂に着いたので、まだ水蒸気が上る前なんでしょうか素晴らしい景色を見ることが出来ました。この景色を見れただけでも福岡から出掛けて来た甲斐がありました。


朝霧が尾根を越えて山肌を流れ下ります。


山頂から西方向です。

画像の右側のには三方山や高岳?も見えます。
また、左側の二つの鈍頂は国見岳(おおぐるみ)と小国見岳(こぐるみ)です。画像では見えませんが、国見岳から南に伸びる稜線は五勇岳、白鳥山へと続いています。遠くは雲仙じゃなかろうかと思われる山もぼんやり見えていました。

暫く眺望を楽しんだ後、今来た道を戻り、向坂山に向かいます。


いきなり向坂山の山頂です。

周囲は潅木で覆われ、眺望は期待できません。しかし、この山頂には三等三角点が設置されています。また、ここから西に延びる縦走路は三方山を越え、車道としては九州じゃ一番高所を通る九州横断道路の別名を持つ林道の峠、椎矢峠を横切って国見岳方面にも行けます。ただ、現在(08年08月)はこの林道は災害復旧のために通行止めになっているようです。

眺望の無い山頂を後に五ヶ瀬ハイランドスキー場の方に下って行きます。


現在はシーズンOFFで休業中ですが日本では最南端のスキー場です。


これまで樹林帯の縦走路は日陰ばかりでしたが、スキー場に出た途端、容赦なく太陽が照りつけて暑いです。


すっかり夏雲が湧き出して来ました。
雲の向こうには祖母・傾山が見え隠れしています。


あとはこの林道を下って行くと、五ヶ瀬川の源流を過ぎて登山口に到着です。


今回の山歩きで出会った草花の一部です
↓     ↓
↑↑ 今回の山歩きの目的でもあったキレンゲショウマは鹿の食害が原因でしょうか?
殆どの花が無くなっていました。同行のsanyuさんは5日前に来た時は群生地一帯に開きかけた蕾が沢山あったとの事でした。この群生地も防護ネットで保護されている筈なんですが、何処からか鹿が進入して食べてしまったんでしょう、人間の仕業とは思いたくないですね。    ↓↓
5日前の状態を知っているsanyuさんの落胆は大きく、登山口から持ち歩いてきた重い三脚を据える事は一度もありませんでした。
下山後は山都町の国民宿舎で汗を流し、sanyuさんと別れた後、一路福岡を目指します。

最近、鹿などは保護されて増え続けているそうです。動植物の自然の営みを人間がどうこう言うのは可笑しいかも知れませんが、草花は子孫を残すために花を咲かせ、次の年に備える。動物も生きるための糧として貴重植物も餌にする。仕方が無い自然の営みなんでしょうか?


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