大崩山

【山行日】 08年10月27日
【今回登ったピーク】 おおくえやま 1644M
【登・下山口】 宮崎県東臼杵郡北川町  祝子川登山口
【天気】 晴れ
【参加者】 petboyさん  大将  GEN
【コース】 祝子川登山口〜大崩山荘〜湧塚分岐〜袖ダキ〜下・中・上ワク塚〜りんどうの丘〜小積ダキ〜坊主尾根〜林道分岐〜渡渉地点〜大崩山荘〜登山口   行動時間約9時間

『2008年紅葉観賞登山・第三弾』は宮崎県の大崩山に行くことにします。
最初は祖母山のを計画していましたが、前日になって私の我が儘で急遽変更となりました。
前回は2006年の11月4日に出掛けていますが、その年の紅葉は時期も少し遅かった事もあり、余り芳しく有りませんでした。

夜中の午前1時30分に同行者の一人大将と大野城市市内で待ち合わせます。
もう一人の同行者は熊本のpetboyさんと三船インターで3時です。1台の車に乗り合わせて一路登山口のある上祝子川に向かいます。3時間30分後の6時30分前に登山口には到着しました。やはり福岡からだと遠いですね。日帰りじゃ大変疲れそうです。

この大崩山は花崗岩で出来た山です。九州の他の山には無い魅力が沢山有り登高意欲をそそる名峰です。ただ、この山は危険も多く、ハシゴ、ロープが次々ルート上を遮りますが、ひとつひとつ確実にクリアしていきましょう。
高いところが苦手な方は止したほうが良いかもしれませんね。決して初心者だけの入山は避けたほうが良いでしょう。また、行動時間も長くなりますから時間には余裕を持って入山したいですね。



登山口(左画像)です。下山時に撮影したものです。

登山口を出て殆ど水平の登山道を30分くらいで大崩山荘に到着です。此処の前には坊主尾根の分岐がありますが、今回の周回は下山時にこの分岐に降りてくる予定です。さらに少し進むと湧塚尾根の分岐(右画像)が出てきます。ここを左に湧塚尾根に向かいます。大小の大岩がゴロゴロしている祝子川の河原に降り立ちます。


降り立った祝子川の河原から先ず目に飛び込んでくる光景は天に突き立つようね岩峰の小積タキです。
こちらの地方ではこの岩峰の事を「ダキ」といっています。
この山域にはこの様なダキが沢山あり、この山の魅力でもあります。


祝子川の渡渉様の鉄橋です。

以前は丸太でしたが、何年か前にこの頑丈な鉄橋に架け替えられたのですが、数年前の大雨で支点の片方の大岩が流され現在の場所に架け替えられているようです。以前は手すり代わりにワイヤーが張ってありましたが今は無いようです。

当日も男性二人連れの一人がこの橋を渡るのが出来ず、諦めて帰られていました。
まぁ、ここが駄目ならこの先も無理でしょう。懸命な判断だと思います。


非常時には岩屋と利用できそうな大岩です。
こんな大岩のある場所を過ぎ、小さな沢を何度も渡り進んでいくと大きな石が重なり合う涸沢を直登していきます。
暫く頑張れば「袖ダキ」分岐です。その暫くが急登で汗が一気に出て来ます。
当然「袖ダキ」展望所に立ち寄る事にします。


袖ダキから見た大崩山のシンボル湧塚の岩峰群です。

「袖ダキ」分岐からロープを使い登りきると目の前に飛び込んでくる絶景です。
ここまでの疲れが一気に報われる瞬間です。個人的には山頂は踏まなくても、ここには是非立ち寄って貰いたいものです。実際山頂まで行かず、ここまでで引き返す登山者は多いそうです。


袖ダキからの絶景を十分に楽しんだあと、4連続のアルミ梯子を登り、次の展望ポイントの「下ワク塚」に向かいます。キツイ登りをこなし、再びすこぶる展望の良い岩峰の上に立ちます。ここが「下ワク塚」と言われているポイントです。


「下ワク塚」の展望テラスです。

お尻がムズムズするような高度感があります。画像の右側は200M近く切れ落ちています。


足元に広がる紅葉です。


「下ワク塚」から次のポイントの「中ワク塚」に向かいます。

「中ワク塚」の岩峰です。

このあと登山道は一旦岩峰を離れ、急激に高度を下げ「中ワク塚」の岩峰の基部を進んでいきます。


垂直のスラブの壁に付けられた鉄製の橋を渡り、また梯子を登り「中ワク塚」に登り返します。
途中、綺麗に剪定されたような五葉松の向こうには山肌を彩る紅葉が綺麗です。


「中ワク塚」の岩峰から見下ろします。


「中ワク塚」から「上ワク塚」を望みます。


絶景ですね。この後、「上ワク塚」に向かいます。
「中ワク塚」から再び木の根やロープに助けられながらの登りを頑張ると、「上ワク塚」の岩峰の基部にある広場に到着します。ザックを下ろし一服して「上ワク塚」の岩峰に取り付きます。


「上ワク塚」から「中ワク塚」を見下ろします。

岩峰のウラに回り込むように進み、大きな岩溝に足掛かり手掛かりを見つけて「上ワク塚」のテッペンに登り上がります。北の方向には鹿納山、五葉岳など日之影の山々が見えています。その向こうには傾山、更にその向こうには久住連山と思われる山並みも確認できました。上画像の一番奥の高い山は桑原山でしょうか。


左画像の一番奥の山は傾山です。その左側には久住の山々らしき陰が見えていました。
右の画像は七日廻りの岩峰です。どうしてあんな形になるのか不思議です。その奥に見える山は??です。


「上ワク塚」から大崩山頂に向かう途中の様子です。


「上ワク塚」から10分くらいで上の画像の分岐にでます。
山頂に行くには真っ直ぐ行きますが、大崩の山頂は灌木に覆われ景色は望めません。
スズタケの藪こぎをして行くには報われない山頂なのです。私は過去に何回か登ったことがありまして今回はパスする事にしました。でも、同行の二人は初めての大崩山ですからそうもいかないでしょう。と、云うことで私は先にりんどうヶ丘経由で小積ダキに向かい二人を待つことにします。


りんどうの丘の展望所から見る「上ワク塚」です。


下ワク塚です
↑     このアングルはりんどうの丘からしか見ることは出来ません    ↓
山頂に行った二人は近道で小積ダキに来るはずですから残念ですね。
「下ワク塚」と「上ワク塚」の岩峰です。

大迫力です。全部一枚の岩で繋がっているんですよねぇ。驚きです。
私は大崩山ではここの「りんどうの丘」からの眺めが一番好きです。同行者の二人は見ることは出来ませんでしたが次回来るときは見て貰いたいですね。


ワク塚のテラスで展望を楽しむ登山者です。


りんどうの丘で30分くらい眺望を楽しんだ後、待ち合わせ場所の小積ダキに向かいます。


小積ダキと坊主尾根との分岐付近ですが、多くの五葉松が立ち枯れしています。
時期倒れるんでしょうが、良い具合の配置で綺麗です。


坊主尾根の突端の象岩です。
i岩峰の真ん中辺りに付けられた登山道をトラバースしていきます。



下山に利用する坊主尾根です。
分かりやすい痩せ尾根ですが、見た目よりも勾配はキツイ尾根です。


坊主尾根の厳しい下りはここのトラバース終了後から始まります。スリップは許されない所ですから十分注意が必要です。


相変わらず半端じゃなくとても厳しい下りです。
岩峰を縫うように付けられた登山道には、コレでもかと言うくらいの梯子が設置してあり助かります。それまでの疲れた足には堪える下りです。
そんな厳しい下りでも、岩峰に張り付く木々の紅葉が目を楽しませてくれます。

いい加減ウンザリした頃に傾斜が緩み、林道分岐に到着します。
林道分岐の道標です。坊主尾根の最後は祝子川を渡渉しなければいけませんが、大雨などの増水で渡渉出来ないときは、距離は長くなりますがこの林道を利用する事になります。

疲れ果てた姿の同行者です。


↑  祝子川の美しい流れです  ↓
この祝子川を渡渉すると大崩山荘前に出ます。
山荘から登山口までは20分くらいで到着します。丁度15時でした。約9時間の山歩きです。
でもその9時間に見合う景色を楽しませてもらいまし。今回、大崩山初挑戦のお二人も大変感動されていて、案内した甲斐がありました。紅葉もまずまずの見栄えで楽しい1日を過ごす事ができました。


祝子川温泉「美人の湯」です。
登山口から直ぐのところに有り、汗まみれの身体を洗い、、疲れた身体を癒してさっぱりします。
ここは登山者のために24時間トイレや駐車場の一部を開放していて、テント泊の登山者からは喜ばれています。16時にここを出発し、熊本経由で自宅に到着したのが21時過ぎでした。山も大変でしたが、道中の移動も大変で長い一日でした。



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