西山 (鮎坂山)

【山行日】 09年03月01日
【今回登ったピーク】 にしやま 645M
【登・下山口】 古賀市清滝登山口
【天気】 晴れ
【参加者】 単独
【コース】 登山口〜本谷〜薦野峠〜西山々頂〜薦野峠〜番兵跡〜登山口

西山は福岡市の北東部に位置する犬鳴山系のひとつで、別名「鮎坂山」とも呼ばれています。
また、犬鳴山まで常緑照葉樹林と一部人工林の展望のない縦走路が続いていますが、この山域は訪れる登山者が少なく、その分静かな山歩きが楽しめます。山頂は自衛隊の施設が有りますが、さほど気になるものじゃありません。眺望もほぼ360度見渡すことが出来ます。

先月、祖母山で痛めた右足も何とか普通の生活には差し支えないくらいに回復している様です。今回は実践の山歩きの負荷を掛けて歩いてみることにしました。違和感を感じたら直ぐに下山するつもりです。この西山に登るのは10年ぶりくらいで、ちょっぴり新鮮味があり、また数年前の大雪で倒木が登山道を塞ぎ、通行困難なところも有ると聞いていたので、前日ネットで登山道の様子などを調べますがなかなか新鮮な情報はヒットしませんでした。

古賀市清滝集落を流れる大根川沿いを走り、ワイヤーで通行止めにしてある手前に車を停めて林道歩きを15分くらいで上画像の登山口に到着します。
以前はここまで車を乗り入れられたんですが、ゴミの不法投棄とかが多いのでしょうか?余計な林道歩きを強いられます。

画像の方向からも遠回りして西山山頂や犬鳴山方面に行けます。


今回登る大根川源流沿いの本谷山コースです。
ただ、良く登っていた十数年前にはこの登山道は無かったような?以前は画像右端の杉林の中を歩いた様な気がします。取り合えず標識通りに歩いてみます。

暫くはコンクリートの作業道を歩きますが、最近出来たであろう沢山の砂防ダムが景観を損ないますが、下流域に住む人達のことを考えると致し方がないことでしょう。

あちこちの山に出掛けたときに良く砂防ダムを目にしますが、その殆どが土砂で満杯状態です。次の土石流なんかが発生したときにはどうなるんでしょうね?時々取り除いたりしているんでしょうかねぇ。コンクリートの作業道が終わり、右の砂防ダムをひとつ越えて水流のない大根川源頭に向けて登っていきます。途中水場もあります。

登山道の様子です。

水流のない大根川を登っていきますが、苔むした岩や倒木がなかなか良い雰囲気を醸し出しています。沢を離れ傾斜が緩むと稜線は直ぐそこです。

薦野(こもの)峠です。

登ってきた方向から左に行くと西山です。右が稜線通しで犬鳴山まで縦走路が続いています。真っ直ぐ行くと宮若市の脇田方面に行ける筈ですが、歩いたことはありません。登山口から今歩いてきた登山道は脇田まで抜ける古道「清水道」としてその昔人々の往来があった事を伺えます。
ただ、黄色の案内板にも記されていたように現在は災害のため通行止めになっているようです。

西山山頂まではロープの張られた急な登りを登っていきますが、今のところ危惧していた足の痛みは無いようでです。

山頂直下にある分岐です。「脇田、乙野林道」方面と書かれています。
いきなり砂利道に飛び出すと山頂は直ぐそこです。

西山(鮎坂山)山頂です。

何でか知りませんが、山頂柱には西山とは記載されずに「鮎坂山」と記されています。確かに西山より鮎坂山の方が響きは良いですね。
一部灌木で見えにくいところは有りますが、ほぼ360度の視界が期待できます。この日は天気は良いのですが、春霞の影響でしょうか遠くは霞んで見えにくいです。画像は古賀市内越しに見える玄界灘です。

東方面に見える福知山です。

昨夜、今日登る山を福智山にするか西山にするか迷ったんですが、最近知り合いの肉まんさんもこの西山に登っていました。そのレポートを見て「たまには地元の山も登らにゃいかんばい」、と言うことで出掛けてきた訳ですが、久し振りに見る山頂からの景色が懐かしですねぇ。
確かに最近はメジャーな山ばかり足を運び、このようなマイナーな山に出掛ける機会が有りませんので少し心掛けて出掛けることにしましょう。

山頂に着いたときは4人ほどの登山者が食事をされていました。駐車場に車がなかったので多分、犬鳴ダムの方から登ってこられたんでしょう。
一通り展望を楽しみ、今歩いてきた登山道を薦野峠まで戻ります。
さて、薦野峠まで戻ってきましたが登ってきた道を戻るのもおもしろく無く、足の調子も良いようなので別の登山道で下山することにします。
薦野峠から稜線通しで犬鳴山方面に向かいます。


アップダウンをくり返しながら進み、途中のピークで犬鳴ダムに下られる分岐を左に見送り、更に進むと上画像の「犬鳴山頂へ120分」の標識を見ます。足の調子も良いので往復しようかと思いますが既に13時です。往復できない時間じゃないですが、今日は無理は止めときましょう。

このあと「番兵跡」の分岐から登山口のある清滝方面に下ることにします。


縦走路から暫く下ると上画像の分岐がありました。

以前はこんな標識は見た覚えがありません。それはそれで別に良いのですが、ここから薦野峠に行かれるのは知りませんでした。そういえば先程薦野峠付近で見たテープが有りましたが・・・・・
しかし、此処から見る限りじゃ、踏み跡らしい登山道は見えません。そのうち機会が有れば探してみる事にしましょう。

杉林の様子です。

下山してくる途中、上の方から見ると枝打ちされ、広すぎるくらいを間伐し手入れの行き届いた杉林だなぁ、と思っていましたが、近くに来てビックリデす。
倒れている杉は間伐されたものじゃなく、途中から折れてしまっている杉です。
そういえば数年前の大雪で犬鳴山系の木々が雪の重みに耐えかねて沢山倒れていると聞いたことがありましたが、まさにこの事だったんでしょう。
何処が登山道か分からないくらい倒木が折り重なり、慎重に登山道を確認しながら前進していきます。それにしても酷い荒れようです。それでもある程度は人の手は入っているようです。


普段見ることが出来ない、不思議な光景です。

私の知り合いに山仕事をしているものがいますが、折り重なる倒木を取り除くのは危険が伴うと言っていましたが、こんなときの事なんでしょうね。下手なところにチェンソーを入れると倒れこんでいた物が急に跳ね返ったりして危険だそうです。


雪の重みでこんな風になってしまうとは本当に驚きです。

倒木の下を何度も潜り、また乗り越えたりと大変です。おおよその方向を見極めて下山していきます。荒れ回った杉林を抜けたら登山口は直ぐ近くです。


下山後に登山口の案内板の柱を見てみると「当分の間は西山、犬鳴山はダメ」と書いてありました。

10年ぶりくらいに登った山ですが、山頂からの景色は昔のままでしたが、森の中は自然の猛威にやられ凄く荒れていました。しかし、自然林の倒木は少なく、倒れているのは殆ど植林の杉でした。



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