新緑のくじゅう 黒岳
【山行日】 09年05月10日
【今回登ったピーク】 たかつかやま 1587M  てんぐいわ 1556M  前岳 1334M
【登・下山口】 大分県由布市阿蘇野 男池登山口〜白水鉱泉登山口
【天気】 晴れ
【参加者】 佐賀から:nodokaさん kazuさん
       福岡から:hirokoさん S・TAROUさん toshiyanさん あっぷるさん いーさん
             :Haruさん Hiroさん GEN
       熊本から:まつやんさん
【コース・A】 男池登山口〜風穴〜天狗岩〜高塚山〜風穴〜男池登山口

【コース・B】 男池登山口〜風穴〜天狗岩〜高塚山〜前岳〜白水鉱泉登山口        

iいつものメンバーに今日は新たにhirokoさんを迎え、新緑眩しいくじゅう黒岳周辺を歩いてきました。

九重山群の中でもここ黒岳周辺は原生林に囲まれ、この時期はイヌシデ、ミズキ、ミズナラ、コナラ、ブナなどの新緑のグリーンシャワーを体中で感じ、足元には多くの草花が迎えてくれます。また、この黒岳周辺には多くの石楠花が自生し、登山者の目を楽しませてくれます。
10月になると辺り一面の原生林が紅葉し、錦秋の輝きで多くの登山者をさらに魅了します。
黒岳と言うピークは無く、この山群の最高峰の高塚山、天狗岩、前岳、その他幾つものピーク総称が黒岳と呼ばれているようです。

いつもなら数人のメンバーをピックアップし、高速で登山口に向かうのですが、今日はhirokoさんを迎えに行くため、久し振りに嘉麻峠を越え、一般道を走り男池登山口に向かいます。
集合時間より随分早い到着の皆さんで、私達が到着したときには殆どの方が到着されていました。楽しい遊びをする時の早起きは皆さん苦にならないようですね^^

駐車場ではさつまの大将ご夫婦が、先に到着された参加者の皆さんと談笑しながら登山の準備をされています。私は知っていたのですが、今回大将は別行動で白水鉱泉から黒岳周回を予定されていました。参加の皆さんには知らせないで、山中の何処かでバッタリサプライズをと思っていたのですが、私達の到着時間が早かったために未だ白水鉱泉の方に移動していなかったようです(笑)

しかし、今日は真夏並みに暑くなりそうな気配です。早朝から容赦なく太陽が照りつけ、いくら原生林に覆われた黒岳といえでも、暑さには滅法弱い私には頭がいたいところです。



男池駐車場に集合です。

駐車場墨にはまだ八重桜が少し残っていました。
早朝の為未だ駐車場には車は少なく、これから多くの登山者や観光客が訪れるのでしょう。
簡単な自己紹介のあと男池園地入り口で「清掃協力金」の100円をポストに入れて出発します。

ここ男池には日本百名水に選ばれている「男池湧水」があります。
数年前の大雨でここ男池園地も随分と被害が出ていたが、今は綺麗に整備されているようです。
よく考えるとこの男池登山口から入山するのは久し振りですね。いつが最後か思い出せません。


園地の遊歩道に入った途端、眩しいほどの新緑が目に飛び込んできます。
園地内の散策路は綺麗に整備されており、普段は多くの観光客で賑わうところでしょうが、今日は時間が早いためか貸し切り状態です。

足元には一輪草などの草花が咲いており、その度に参加者の皆さんの足が停まり、なかなか前に進もうとしません。今回の計画立案者のいーさんの話によると、こういう事もあろうかと計画タイムは通常の1.5倍の余裕を持たせて計画しているそうです。
撮影に夢中になって置いてきぼりの参加者が出ないよう、辺りを確認しながら最後尾を付いていきます。


足元の草花を探すためにキョロキョロされているのは、同行者のHiroさんです。
歩いていて良くこけられる理由が何となく分かるような気がします(笑)
かくし水の水場です。

計画通り(笑)じっくり時間をかけてここまで辿り着けました。
苔生した岩の隙間から染み出る水は指が切れるほど冷たく、喉を潤すには最高に旨いです。
お花には興味の無いHaruさん達は先に到着し、既に20分くらい待っておられましたが最後尾が到着する頃には痺れを切らせて出発の準備をされていました。


お昼ねタイム?

道すがらこんな光景は当たり前です(笑)
同行のS・TAROUさんも動画を沢山撮られているようで、あとで観るのが楽しみです^^
S・TAROUさん曰く、「動画の方が詳しい説明をせんでも判りやすいですもんね」。
確かにそうです。文字よりも一枚の画像、一枚の画像よりも動画の方が判りやすいですね。

と、言う事で今回は私もYOU-TUBEに投稿してみました(笑)
ソババッケに到着です。

ソババッケの意味は良く判りませんが、それまで原生林の覆われて頭上が一気に開け、平治岳の北東斜面が見えてきます。今月末から6月中旬頃までは、ミヤマキリシマを楽しむ多くの登山者で溢れかえる事でしょう。大戸越経由の平治岳や坊ヶツル方面の分岐を右に見送り、小さな火山礫の敷き詰められたような登山道を行きます。

私が何も感じず見過ごしていく登山道脇の小石なんかにも何かを感じられるのでしょう、すかさずレンズを向ける間性の鋭い同行者の方々です。


「姉ちゃん、こっちやないと?」

「あっ!そうやねぇ」

「用心せんば、こがんして道に迷うとばいねぇ」

「うん、うん」


風穴の分岐に到着です。

参加者の皆さんの声が聞こえてきなす。そして冷んやりした冷気を感じると風穴に到着します。
大岩の折り重なった空間を覗き込むとまだ雪が残っているようです。ここから噴出す冷気は天然のクラーで熱く火照った身体に鋭気が蘇ります。今日のように暑い日はこの前から動きたく無くなりますね。
中に降りていけるようにロープもかけてあります。以前、この中に入ったときも、確かこの時期だと思うのですが、その時も雪が残っていました。

この分岐を真っ直ぐ進むと直ぐに大船山方面の分岐があり、更に進むと黒岳の裾野を巻く様に雨堤経由で黒岳荘や白水鉱泉方面の分岐があります。更に進むと前セリを通り、岳麓寺や今水登山口方面にもいけます。hirokoさんから元気の出るおやつを頂き、エネルギー補給します。

さて、休憩も終わり、本日の核心部ともいえる高塚山と天狗岩との鞍部、天狗別れに向けての標高差300Mの足場の悪い急板が待ち受けています。


急板の途中にも石楠花が多く咲いており、「ハーハー、ゼーゼー」喘ぎながらの登る皆さんを元気つけてくれます。それにしても今日は暑くて堪りません。いくら日陰が多い黒岳とて今日の暑さは格別です。暑さに弱い私は時おり目まいも感じ、今にも倒れこみそうになります(笑)

やっとのおもいで天狗分れの分岐に到着します。
ここにザックをデポし、大岩の折り重なるピークの天狗岩に向かいます。
岩場歩きに慣れない同行者に、いーさんが的確にアドバイスを与え、大岩を登っていきます。


天狗岩到着です。

この天狗岩見た目より高度感が有ります。かずさん、立ち上がることが出来ません(笑)ハイハイ状態で記念撮影です。登るのは簡単ですが降りる方が大変です。他の同行者は岩に大の字に張り付いていました。
                                              画像提供:toshiyan


大船山方面です。

山頂からは360度の眺望が楽しめます。平治岳は直ぐ目の前に、遠く祖母山や根子岳、由布岳も望め頗る展望を皆さんと堪能します。
ランチタイム

天狗分れまで戻り昼食です。
食事を摂りながら皆さんと楽しいお喋りの時間です^^

さて、ここで現在の時間は丁度12時です。ここから白水鉱泉まで縦走するには十分の時間が有ります。縦走参加者を募ると、S・TAROUさん、hirokoさん、Haruさん、まつやんさん、それに最初は「今日は男池周辺の散策を楽しみます」と仰っていたkazuさん。それに私の6人で白水鉱泉に縦走することにします。休憩後皆さんと高塚山まで向かいます。


先ほどまで賑やかしい歓声が響き渡っていた、天狗岩の全景です。ここから観ても、確かに岩を積み重ねた不安定な山頂に見えます。


集合写真を撮影後、ピストン組みと分かれ、前岳に向けて出発します。
しかし、さつまの大将とすれ違わないなぁ?

さぁ、ここから白水鉱泉までの下りは、アップダウンが連続した結構ハードな登山道なのです。
気を引き締めて行くことにします。

アップダウンを繰り返しながら進むと、それまで見えなかった三俣山も見えてきました。
それにしても暑い、暑い、体温調整が出来ていないようで、身体が熱く火照っているのが分かります。皆さん健脚で着いていくのが大変です。


見晴らしの良い岩場からは山野草の宝庫と言われる、花牟礼山が目の前に見えています。


前岳(右)のピークが見えてきました。

大小多数のアップダウンが続く登山道は精神的に疲れます。勿論、体力的にも疲れています。

前岳手前の展望ピークの岩場には、早くもイワカガミが咲きだそうとしていました。



展望の良いピークから直ぐで前岳山頂です。
潅木に囲まれ眺望はイマイチです。
ここで水は2Lを飲んでしまいました。あと500mlの残りですが何とかなるでしょう。


苔生した大岩の隙間からは、冷気が流れ出しこの谷全体が涼しく感じられます。
真夏の屋外から冷房の利いたビルに入り込んだ、あの瞬間のヒンヤリ感が堪らなかったです^^
これまで火照った身体を暫し冷却します。
このあとも急な下りは続きますが、前を行くkazuさんは「ふん、ふん♪」、「うん、うん♪」とか自分なりにリズムを取りながら下られています。

白水分れの分岐です。

これから白泉荘の方に下りますが、ここまで来れば登山口まではもう暫くで到着するはずです。しかし、ここに来て以前痛めていた右足に違和感を覚えます。思い切って踏ん張ると少し痛みを感じます。


傾斜が緩み、新緑のミズナラ林に突入したら登山口は直ぐです。前半は超のんびりペースで時間は掛かったものの、本日の行動時間は10時間弱とこの真夏並みの暑さの中大変でしたが、何とか皆さんと無事下山する事ができました。登山口近くにある炭酸水で汗で汚れた顔を洗い、喉を潤すと生き返った気分です。

登山口からTELを入れて男池に下山したメンバーに迎えに来てもらいます。いーさんの話によるとピストン組も私達と同時刻に下山してきたようです。
九重町で温泉に浸かり、自宅に着いたの8時半過ぎですが、山道具も片付けもそこそこに倒れこむように久し振りに熟睡できました。

本日同行の皆さん、お疲れ様でした^^

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