黒髪山系完全縦走
【山行日】 09年04月12日
【登・下山口】 佐賀県有田町有田ダム公園登山口〜佐賀県伊万里市越ノ峠登山口
【今回登ったピーク】 英山(はなぶさやま・350M) 本城岳(ほんじょうたけ・482M) 
             黒髪山(くろかみざん・516M) 青螺山(せいらさん・618M)
             牧ノ山(まきのや・553M)  腰岳(こしだけ・488M)
【天気】 晴れ
【参加者】 佐賀組:タクさん、K一郎さん、イチさん、アキさん、ミキさん、マルサ2さん、
       福岡組:Haruさん、Hiroさん、GEN
【コース】 有田ダム〜英山〜本城岳〜黒髪山〜清螺山〜牧ノ山〜越ノ峠〜腰岳〜越ノ峠
                                          行動時間 約8時間

隣県の福岡に住みながら、なかなか出掛ける機会が少ない佐賀県の山です。
実際これまで歩いてきた記憶を辿っても、本当に数える程の記憶しか思い浮かびません。
まぁ、今年の個人的な「山目標」のひとつとし、これまで足跡を多く残せていない佐賀、長崎などの山々を少しでも多く登ろうと考えていました。

その計画のひとつとして佐賀県内でも人気の山、黒髪山々系を最初は単独で一気に縦走しようと計画をしました。この黒髪山地は佐賀県の西部に位置する陶器で有名な有田町と伊万里市、そして武雄市に跨り、浸食された奇岩が林立する自然林豊かな山なのです。
この黒髪山地の最高峰でもある青螺山でも標高618Mと低く、その他にも縦走最初のピークでもある英山の350Mから縦走最後のピーク、腰岳の488Mまで6個のピークの登下降をくり返します。その他にも青螺御前や牧U峰など小さなピークも有り、低山ですが累積標高は1500Mを越え、結構ハードな縦走となることでしょう。

ただ、登・下山口が違う今回の縦走計画を進めていく中で、単独ゆえにどうしてもネックになるのが下山後にどうやって車回収をするかの問題です。

公共交通機関もありますが、登・下山口から結構距離もあり、時刻も調べてみると本数も少ないようです。自転車での回収も考え地形図を見ますが結構高低差もあり結構しんどそうです。
それにタクシーでの回収も考えますが下山口で携帯が繋がるかどうかも分かりません。どうするものかと考えあぐね、最近私の計画と同じコースを歩かれていた、地元のタクさんにメールで訪ねてみます。

「この計画は車回収が問題ですよね。日程が合えば案内しますよ」、更に「車回収の手配もこちらで引き受けます」と、思いがけない返事を頂き、これで下山後の長いアスファルト歩きからも開放され、疲れた足でペダルを漕ぐことも無く車の回収が出来ることになりそれまでの懸案が一気に解決しました。そうなりゃ私ひとりの為に案内頂くのも勿体なく、タクさんとも共通の知り合いのHaruさん、Hiroさんにも声を掛け、福岡から私を含め3人でお邪魔することにし、タクさんも所属される「からつ労山」の方達6人で参加され、9人のパーティーで臨むことにします。

最近はハードで長時間の山歩きとは無縁で、それに連日の高温傾向が続く中での山行でしたのでどうなることでしょう。


山内町の道の駅から見る黒髪山系の山々です。

明るくなり始めた5時半に自宅を出発。高速SAでHaruさん、Hiroさんをピックアップし、武雄北方ICへ車を飛ばします。本来なら2500円かかる高速代も、お上のお情けで1000円で走ることが出来ます。それも2年間の期限立法ですので最大限利用することにしましょう。
タクさん達との待ち合わせ場所の有田ダムには、約束の時間より少し早めに到着することが出来ました。

有田ダム下の駐車場です。
殆どの方が初対面で簡単な自己紹介の後、さっそく駐車場奥から先ず最初のピークの英山(はなぶさやま)に向けて歩き始めます。


有田ダム方面
登山道の所々には開けたところが有り、有田ダムの向こうには牧ノ山が随分と遠くに見えています。


縦走路沿いの至る所では、ミツバツツジが彩りを添えて楽しませてくれます。
タクさんから「ヒメミツバツツジ」だと教えて貰いますが、良く目にするコバノミツバツツジと良く似ていてます。


英山への登りです。

話によるとどーも画像中央寄りに見える露出した岩尾根を登って行くようです。


英山々頂手前から西方向の眺望です。

有田の町の向こうに見える一番高いピークが隠居岳で、その山の向こうにタクさんの実家があると言われていましたねぇ。山の向こうは佐世保になるのかな?
それまで樹林に被われた登山道で、まだ時間も早いためそう暑くは感じなかったのですが、英山山頂直下はかなりの勾配で、一気に汗が噴き出すところです。汗かきの私には辛いところです。

山頂の様子の写真を撮るのを忘れていましたが、山頂からの眺望はありませんが東側に絶好の展望所があり、武雄方面の眺望が広がります。


初めて見た様な気がするザイフリボクの花です。

英山々頂からは気持ちの良い稜線歩きが楽しめます。
稜線には眺望の良い場所も沢山あります。それにしても4月の陽差しとは厳しく、ちょっと異常に感じられます。この縦走も暑くなる5月前にと思っていたのですが、当て外れな気候になってしまったようで、同行の皆さんも汗をふきふきです。


縦走路沿いの目立たないピーク、本城岳(前黒髪)を通過し開けたところからは、これから歩く予定の山々が全て見渡すことが出来ます。今日中に人間の足で辿り着くことが出来るのだろうか、と思われるくらい遙か彼方にに見えています。

実は、今日同行のHiroさんは直前になってお誘いしたのです。
「黒髪縦走、タクさんに案内して貰いますよ〜、参加しませんか?」
黒髪縦走の大変さが良く分かっていないHiroさんは「タクさんの案内なら是非参加させて下さい〜」と速攻で返事が返ってきましたが、待ち合わせの場所に向かう車内では「大丈夫やろか?」、「ついて行けるやろか?」心配の種は尽きないようでしたが、「エスケープルートも沢山あるし、大丈夫、大丈夫」と納得させはしたんですが、流石にこの全コースを見渡して再び唖然とするHiroさんでした。



縦走路途中から見下ろす有田ダムです。
このダムの水はこの土地柄らしく、磁器に適した土が溶け込んでエメラルドグリーンに見えるのだそうです。

整備された縦走路を本城岳と黒髪山の鞍部に一旦下り、西光密寺と有田ダムとの分岐を見送り、黒髪山頂の天童岩西側の基部を巻くように自然林の中を斜上し、稜線に登り上がります。


黒髪山頂までは直ぐそこです。



黒髪山頂です。今回同行させてもらったタクさんを初めとする「からつ労山」のメンバー6人と、私達福岡からの3人です。ここまではまだまだ皆さん余裕があり笑顔も冗談も飛び出します(笑)
                                              写真提供 タクさん


天童岩の鎖場ですが、下りかかると、下から大勢の子供達の声が聞こえてきます。
もう少し山頂でゆっくりしていたらこの子供渋滞に巻き込まれていたことでしょうが、間一髪交わす事が出来ました。やれやれ。


   悲恋伝説が残る雄岩と雌岩です        
見返り峠です。

ココは乳待坊や竜門ダムからの交差する要衝で、「Hiroさん、ここから下れば車道は直ぐバイ」と勧めましたが、「まだまだ大丈夫」と元気です。本当は私が下りたかったりして(笑)


同行のタクさんの好きな風景だそうです。
屋久島の太鼓岩から見た風景によく似ていると、言われていました。
確かに良い風景ですね。

確かに素晴らしい景色だ。立ち枯れした大木が屋久島の雰囲気を醸し出している。
振り向くとこれから向かう青螺山の急坂が待ち構えている。



青螺御前のピークから見える本山系の最高峰でもある、青螺山が立ちはだかる様に威圧してくる。そう長くは続かないが、結構堪える急坂です。

山頂に着いたら昼食というエサをぶら下げられて最後の急坂を登ります。



青螺山々頂です。
新しく架け替えられた新看板は丈夫そうに作られていました。ここで昼食です。
皆さん各々の好きなものを口にされていましたが、アキさんがどうも今回がガズコンロデビューらしい。旨そうな天ぷらうどんをこしらえていいましたが、本当に旨そうでしたね^^

ここで本縦走の約半分の行程をこなして来たが、先はまだまだ遠いし、アップダウンを伴う縦走路がまっていますから今一度気合を入れなおして後半に向け頑張ります。



青螺山からの下りは一気の急下降から始まるが、長くは続かずその後は快適な縦走路が暫くは続きます。途中、青螺山に登らず、巻き道を通り、見返り峠にいける分岐や、大川内キャンプ場への分岐などが続きます。

牧U峰に向けての登りが続きますが、勾配はそう無いのですが、それまでの疲れが出だす頃でして、なかなか思うように足が上がりませんね。


牧ノ山山頂です。展望の無い山頂です。

ここで暫くストレッチしたり、して休憩をします。



気持ちの良い縦走路の様子です。
足元には小さなフデリンドウが沢山咲き誇っていますが、それは登山道の真ん中に咲いていたりして今でも踏みそうになってしまいます。
そのフデリンドウをしゃがみ込んでカメラを構えるHiroさんがいます。
今日は縦走に力を入れるとご自慢の一眼は「自宅待機にしてきたそうです。気合の入れようが半端jじゃ無いようです。


一度、車をデポした越ノ峠に到着します。
ここから越岳までは舗装道路を登っていかないといけませんが、これが長い事長い事、終いの方は疲れがピークに達し、足が痙攣する一歩手前まで来ていたような気がします。皆さんはまだまだ元気です。


最後のピーク、腰岳山頂です。                     写真提供:タクさん

長かったなぁ〜。きつかったなぁ、暑かったなぁ、・・・・でも、最後まで歩けて良かったなぁ。


今回黒髪完全縦走にご尽力を頂いたタクさんです。
最後までタクさんは皆をグイグイ引っ張ってくれました。有難うございました。



縦走最後のピークから見る今日歩いてきた山々なんですが、朝見たときに絶望的な距離と思っていましたが、人の足、体力とは結構強いものなのですね。道中汗まみれになりながらも最後まで歩きとおした事は次の山歩きにきっと役立つときが来るでしょう。

ただ、今回の縦走は私の山歩きの中で3本の指に入るくらいバテテおりました。
原因は自分でも幾つかは分かっているのです。この懸念を今年は歩きながら変えていこう。そう、心に誓った縦走でした。Hiroさん自信が付いた事でしょうね。これからもバリバリ行きましょう。

参加された皆さん今日は本当に有難うございました。
また何処かの山でご一緒出来たら良いですね。

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