傾山
【山行日】 10年11月03日
【ピーク】 かたむきやま 1602M
【登山口】 大分県佐伯市払鳥屋登山口
【下山口】 宮崎県日之影町見立登山口
【天気】 快晴
【同行者】 Haruさん、Hiroさん、putalyさん、GEN 
【コース】払鳥屋登山口9:10〜ソデ尾〜山頂12:15/12:55〜九折越〜見立登山口15:30
                                           行動時間6時間20分

久し振りの傾山に紅葉を求め出掛けてきました。
ほんとに久し振りで、最後に傾山を訪れたのは2005年の秋、祖母傾完全縦走をしたのが最後だから実に5年の歳月が経っています。
それもビックリするくらい青空の下でのニューコースです。

いつも、何処の山でもそうですが、初めて歩くコースは期待と少しの不安が入り混じり、程良い緊張感がまた楽しい。今ではインターネットの盛んな時代、登山口の場所や登山道の新鮮な情報も直ぐ手に入り便利で安心だ。

山登りを始めた十数年前なんて、少ないガイド本から古い情報を元に計画を練っていたのがそれはそれで楽しい時間だった。その少ない情報を元に現地に出掛け、一発で登山口に着いたり情報通りの状況だとなんか嬉しいものだった。逆に登山口を捜すのに四苦八苦し、出発が遅れ山頂に辿り着けなかった苦い思いでも何回か経験している。今では考えられない事だろう。

基本的に同じ登山道のピストンはあまり好きじゃないので、こんかいは登山口を大分県側の佐伯市宇目の西山登山口から入山し、宮崎県日之影町の見立登山口に下山するように計画をする。
登下山口は約35Kも離れており、車で移動でも結構な時間が必要だ。ましてやスピードも出せない悪路の林道で1時間30分くらいかかりそうだ。

自宅をAM2:30に出発し、途中の高速SAで同行者のHiroさん、HaruさんをAM3:00にピックアップし、宮崎から参加のputalyさんとの待ち合わせ場所の日之影町の道の駅「青雲橋」にはAM5時過ぎに到着する。程なくputalyさんも到着され、2台の車で下山予定の見立登山口に向かう。
日之影川沿いの県道6号線を杉ヶ越方面に約25K、あけぼの荘先で黒仁田林道に入り約9Kで見立登山口に到着です。
しかし、ここは下山してくる予定の登山口です。
1台の車をデポし、再び30K離れた西山登山口にはAM9時前到着。実に今朝起床して既に7時間も経過している(笑)これから歩く今日の予定時間をも越えていた。

準備を済ませ9時過ぎに出発です。

林道の終点が払鳥屋ルートの西山登山口です。
駐車場はありませんので林道脇の広いところに駐車します。
この時期のこの天気だから登山者が多いだろうと予想していたが、私の車の他に1台だけ駐車してあった。ちょっと拍子抜けの感もあったが、あとあとこの車が同行メンバーの知り合いグループ車だとわかる。

登山口を出発すると直に傾川の支流、さんしょう谷に架かる桟橋を渡る。
今日は水流は多くないようだが、水音を耳にすると何となく落ち着いた気持ちになれるのはなぜだろう。


開けたところから見える山肌の紅葉が期待を大きく膨らませてくれる。

登山口から暫くはスギ林の急登ですが、それも直ぐに自然林に変わり、色づいた木々が疲れを癒してくれなかなか歩きやすい登山道です。そう長くは続かないが脹脛の筋肉が一気に伸びきるような急登もあり、一気に汗も噴出してきます。

途中、ロープの設置されたチムニー状の岩場もあります。

標高1000M近くになるとお目当ての色付いた木々の葉が目に飛び込んでくる。

ブナ、欅などの巨木の紅葉がきれいだ。それヒメシャラの黄葉が目を引く。

抜けるような青空に映える黄葉、紅葉の木々。

登山道は勾配は多少キツイが歩きやすく、たまに落ち葉が積もり腐葉土となってふかふかの所もあり気持ち良い。

今日は大気の汚れも無く、遠くまで見渡され日向灘も見ることが出来る。
それにしても剪定されたような五葉松が綺麗だ。


登山口から約2時間30分で標高1400Mのソデ尾に到着します。
ここでしばし休憩をです。
さすがに標高が高くなった分じっとしていると寒く吐く息も白い。

ソデ尾から暫くは高低差の無い快適な縦走路が続きます。
既に紅葉も終わった木々の隙間から目指す傾山の山頂が見えてきます。

縦走路の北側にはくじゅうの山々や、由布・鶴見も近くに見えています。
このふたつの山域だけでも今日は凄い人出で賑わっている事だろう。それに比べここのコースは今のところ誰とも会わないで静かな山歩きが楽しめている。

縦走路の南側は大崩山や日之影の山々を見ることが出来きます。
それにしても今日の眺望は遠くまで見ることが出来き、眺望派の私としてはこの上ない満足な日だ。

霜柱の残るピークをひとつ越え、アセビのトンネルを抜けると九折越方面からと三尾方面からとの登山道に合流する。

先を行く姿の見えぬputalyさんの大声が聞こえてくる。なんか有ったんじゃないかと大急ぎで駆けつけると、putalyさんに負けないくらいの大きな声で笑うもう1人の女性がおられます。
私も時々お邪魔するブログ「みなみ風」を管理するゆきさんと「九州さんらく会」のマッキーさんでした。ゆきさんとputalyさんは同じ宮崎の山仲間で、久し振りの再会だそうです。暫くはお二人の笑い声が傾山の森に木霊しておりました。

お話を聞くと私達と同じコースを登ってこられていたようで、登山口に停めてあった車はお二人の車だったんですね。それにしても宮崎の女性は豪快な方達が多いようだ(笑)

ここから目指す山頂は直そこです。
登山口から4時間ほどの時間を掛けてやっと傾山々頂に到着です。
山頂の木々は既に葉を落とし冬の準備に入っている。大きな岩が整然と並びまるで人の手を加えた庭園の様だ。青々と茂る五葉松、それに酸性雨の影響だろうか、立ち枯れした五葉松が雰囲気を醸し出している。
また、山頂の岩場で日光浴を楽しむ爬虫類がおりました(笑)
見たい方は上の画像にマウスを持っていってください。


山頂から見下ろす傾山最強のルート三つ坊主の岩峰だ。
左端に見える岩峰は「吉作落とし」の岩峰です。この「吉作落とし」には悲しい物語があるのです。

長大なな祖母傾の縦走路のピークが見渡される。
九州の岳人なら一度は歩いてみたいみたい憧れの縦走路だろう。大障子岳の岩峰の向こうには阿蘇の高岳や根子岳もバッチリ見ることが出来る。

山頂で昼食を済ませ、13時頃には今朝方車をデポした見立登山口に下山します。
下山途中から見た傾山の山頂です。

山頂から暫くは急激に標高を下げますが、杉ヶ越分岐を過ぎた千間平付近から傾斜の緩く歩きやすい登山道となる。

千間平付近から見る傾山。

九折越のキャンプ場はヘリポートとしても利用されている。
ここから見立ての登山口までは途中水場を通り40分ほどで到着します。

15時30分に見立登山口に到着です。
ここから西山登山口まで車を回収に行かなきゃ行けませんが、ここの黒仁田林道の悪路は大人4人が乗車して走るのには少し無理があり、何度も車の底を打ちながらそろりそろりと走らなきゃいけません。途中、木浦名水館で風呂に入り、車回収した時はすっかり暗くなっていました。
自宅に着いたのは23時で、深夜に自宅を出発してから実に21時間の時間がたっていました。


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