星生山と法華院温泉山荘

【山行日】 09年01月02日〜03日
【今回登ったピーク】 ほっしょさん1762M
【登・下山口】 大分県玖珠郡九重町 牧ノ戸峠登山口  長者原下山口
【天気】 曇り時々雪 (強風)
【参加者】 GEN  法華院で山仲間と合流
【コース】 牧ノ戸峠〜星生山〜久住分れ〜北千里〜法華院温泉山荘(泊)〜北千里〜
      スガモリ越〜長者原

新しい年が始まりました。
今年はどんな山景色に巡りあう事が出来るでしょうか、楽しみです。

元旦の初日の出は佐賀県の基山でと思っていましたが、生憎の天候で日の出は無理と判断し、久し振りに自宅で正月を迎えることになりました。
しかし、コタツでTVを見ていてもやはり各地の天気が気になります。ライブカメラであちこちの様子を見ながら一喜一憂しておりました。

実は明日からくじゅうの法華院温泉山荘で食材持ち込んでの新年会を山仲間と予定していました。天気予報じゃ元旦から寒波が流れ込み、北部九州は大雪との情報で心中は「しめしめ」と思っていました。山天気もまずまずの予報の様です。
初日の出が無理だったんでせめて2日目の日の出でえおくじゅうででもと思い、TVの速報で雪のため高速の通行止めなんかのテロップが流れるなか、元旦のPM10頃より自宅を出発します。

自宅近所のIC付近は高速が通行止めになっているため、やたらと車が多く、路面も見る見る雪が積もっていきます。携帯で峠情報を見ると殆どの峠がチェーン規制が出ているようです。
宮若市を通り、飯塚から難所の嘉麻峠を抜けて日田に、九重町より四季彩ロードより牧ノ戸峠に向かう予定です。



小石原手前の嘉麻峠付近のようすですが。

20cmくらいの積雪でしょうか、子供のときみたいにワクワクしてきます。
この調子ならくじゅう辺りは凄いだろうなぁ・・・・
路肩には何台か立ち往生した車も停まっています。注意して四駆を駆使して安全運転に努めます。

日田を抜け、R200号を九重町に向けて走りますが、路面は凍結しているものの思ったより雪が少ない。九重町の役場付近から今度は四季彩ロードを走ります。やはり雪が少ない。


筋湯から直接牧ノ戸峠に上がる九州自然歩道にもなっている道路を通ってみたのですが、やはり雪が無い。積雪は5cmくらいだろうか?この道路は本来は雪が多い道路なんですがこの分じゃ牧ノ戸も期待を持てそうにないな。


樹氷はそこそこ付いているんだが、それでもやっぱり物足りないですね。
見上げた夜空には雲の切れ間から星も見えていました。牧ノ戸峠のパーキングにAM2:30到着です。4時過ぎにアラームをセットして早々にシュラフに潜り込み仮眠を取ります。
4時に起床して外に出てみると寒いのは当たり前なんですが、風がありガスが掛かっているようです。寝る前までは星空も見えていたのにがっかりです。
これじゃ日の出も無理でしょう、と、諦めて再びシュラフに潜り込みます。

次に目覚めたのが9時でした。外は相変らず天気が悪そうです。駐車場付近はガスって無いんですが目の前の黒岩山はすっぽりガスに覆われています。



出発準備を済ませ、10時前に登山口を出発します。
夜中到着したときは殆ど車も停まっていなかったんですが、この時間になるとさすが正面の駐車場はほぼ満車となっているようです。
まぁ、ここまで来たくても今日の道路状況じゃ仕方がないかもですね。


牧ノ戸峠の登山口です。
数ある九重連山の登山道のうち1300Mと一番標高の高い登山口です。
ここから入山すると比較的楽に日本百名山のひとつ久住山や、九州本土で一番標高のある中岳にも登る事ができます。
ただ、ここから沓掛山の展望台まではコンクリートの遊歩道が続き、冬のこの時期には凍り付いて登り下りは難儀するところです。仕方なくここの登りだけはアイゼンを装着します。


霧氷のトンネルが続きます。


登りの途中から見た牧ノ戸峠です。
昨夜車で登ってきた筋湯からの道路も見えています。


コンクリートの登山道から木製の会談を登りきると沓掛山展望所です。
ここまでは一般観光客の方達も登ってきますが、凍結したこの時期は難しいでしょう。
当然ガズで展望も無く立ち寄る理由も無いので先を急ぎます。
備え付けの寒暖計を見ると、氷点下2℃でした。思ったより寒くないはずです。しかし、時折吹き付ける強風が体感温度を下げていきます。


これから向かう方向はすっかりガスの中の様です。


木々もこの寒さに耐えているようです
青空が無いため水墨画の世界です。やはり雪景色の白黒の世界は良いですねぇ


手前の扇ヶ鼻分岐です。


星生山分岐です。

横殴りの北風が容赦なく吹き付けます。
昨年の12月に星生山や天狗、中岳に登っているので今日は稲星、白口を巡って白口谷を下って法華院温泉山荘に入る予定でしたが、天気も良くなる気配も無くそのまんま久住分れから法華院に下ろうかとも考えましたが、「まてまて、ここまで来ていてそれはないだろう」と思い、2009年の登り初めの山としてせめて実際は何も見えない目の前の星生山に登る事にします。


取り合えず2009年最初の山頂です。
昨年の12月に来た時は無風快晴と最高の天気だったんですが、その時と比べると天国と地獄くらいの違いがあります。山頂に立つと強い北風が容赦なく吹き付けます。踏ん張っていないとよろけそうです。体感恩では氷点下15℃以上でしょう。そんな山頂に長居は無用です。さっさと先に進みます。


岩も凍り付いています。

カメラを取り出すのが億劫に成るくらい強風で、実際ここから法華院までは殆ど写真は撮っていません。凍りつき滑り易くなった足元の岩場に注意しながら久住分れに向けて進みます。


いきなり北千里の画像です。

久住分れの避難小屋で行動食を口にし、暫くの休憩後にここまで下ってきました。
目標物の見えないときのケルンは有り難いですね。
風の通り道の様で強い風が吹き抜けていて積雪は余り無いようです。

スガモリ分岐から更に東方向に進み、北千里浜の東端から法華院に向けて一気に下っていきます。


門松の飾りがある法華院温泉山荘に到着です。


ここで標高1300M程あります。九州じゃ一番最高地に湧き出る温泉です。


坊ヶツル方面です。何張りかカラフルなテントも見えています。寒いだろうなぁ。
昨年の厳冬期にテント泊した時が思い出されますが、今日は寝具付きのぬくぬく山荘どまりです。
標高1400Mから上は相変らずガズの中です。


まだ法華院温泉山荘に宿泊、入浴されたことがない方の為に少しだけ紹介します。

4〜5年前に移設された自慢の温泉です。
湯船は広く有りません。風呂場から外のベランダに出ると天気のいいときは正面に大船山がドーンと見えます。ここは石鹸、シャンプー等は使用禁止です。基本的には源泉掛け流しですが温度調整が難しいのでしょうか、この日はぬるくてなかなか体が温まりません。計ってみると38.5℃程でした。最近黒川温泉で入った45℃はとても熱かったですが、ここはぬる過ぎます。ただ、以前は行ったときは熱すぎましたので冬場の温度調整が難しいのでしょう。


各部屋には暖房器具は有りません。ご覧の様に廊下に大型のストーブが一晩中点けてあり、各部屋の入り口を開けっ放しにしていますので寒くはありません。ただ以前2月の平日に宿泊したときは山荘全体で3人の宿泊者しかいない時は各部屋に普通のストーブが設置されていました。

今日は8畳程の部屋に私ひとりです。夏の北アルプスの小屋じゃ考えられない事でしょうね。
しかし、くじゅうが一年で一番賑わう初夏のミヤマキリシマの時期には考えられない数の宿泊者が全国から訪れるそうです。
畳敷きで敷布団、厚手の毛布、掛け布団、それに薄での毛布が予備として備え付けられています。料金は素泊まりで5500円です。一泊二食で8500円か9000円だったと思います。


今回の参加者は私を含めて5人です。アウトドアショップトレイルフィールドのジュンペイさんご夫婦と、山ベテランのGさん、それに始めてお会いするKさん達4人が長者原から一緒に登ってくるはずです。それまで談話室で軽い食事でもしながらて待ちます。
ジュンペイさんとはこれまで何回もキャンプなんかでご一緒させてもらっているんですが、現地集合、解散で登山口から一緒に歩いた事はないんです。お互いこんな付き合いも良いかなぁと思っています。登山用品が欲しいときは電話で注文し、私の会社の営業マンお店まで取りに行って貰ったりしています(笑)

予定よりやや遅れて皆さん到着です。取り合えず温泉で身体を温め、新年会の始まりです。


この談話室を兼ねた無料休憩所には、重油ストーブが設置してあり自炊者や、テント泊の者には大変ありがたいです。昨年の2月にテント泊した時もここの土間を利用させてもらったんですが、その時はこのストーブは無くとても寒かった事を思い出しました。
それぞれが鍋具材を持ち込んでの何でも鍋ですがこれがまた旨いのです。


ジュンペイさん自慢の武井のバーナーです。前回の宝満山のキャンプのときは機嫌が悪かったんですが、今回はなかなか素直に燃焼してくれたようです。


左端の赤いジャケット飛び入りの方は佐賀からこられたカメラマンです。
環境について熱く語られていました。


山談義、環境の話なんかで盛り上がりながら夜も更けていきます。
日付が変わる頃に布団に潜り込み、翌朝6時30分まで快適に爆睡でした。


今朝起きて天気が良けりゃ白口谷を登り、白口岳、稲星を登ろうと思っていましたが、今日も天気は良くありません。昼から回復しそうですが諦めて他の方達とスガモリ越えで長者原まで同行する事にしました。朝食を済ませ山荘を後にします。


昨日下ってきた登山道を今日は登り返します。山荘からの登りは凍りついたところも有り、同行者がアイゼンを装着します。EVERNEWのアイゼンです。実は山荘でそのアイゼンを見せてもらい、現在私が使用している購入後6年になるKAJITAXのアイゼンのバンドも擦り減り、アンチスノープレートも割れているので思い切ってワンタッチの装脱着が気に入りジュンペイさんに注文してしまいました(笑)


昨日と同じくミルクをこぼした様な視界不良の北千里浜です。
ただ、昨日ほどの風はありません。
しかし、今日も登って来る多くの登山者とすれ違いました。


スガモリ越えの愛の鐘も今日は凍り付いています。


硫黄山道路から見えた長者原方面です。


長い鉱山道路を歩くのに飽きた頃に長者原の登山口に到着します。


相変らず1500Mくらいから上はガズの中です。
昨日無理してでも星生山に登ってて良かったなぁ、と、ふと思いながら、ジュンペイさんの車で牧ノ戸峠まで送ってもらいました。
同行の皆さんお世話になりました。



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