福岡県筑紫野市のアウトドアショップ、『トレールフィールド』代表ジュンペイさんの呼びかけによる「第二回・坊ガツルキャンプOFF会」がくじゅうの坊ガツルで開催されましたので友人、同僚達と参加してきました。

”坊ガツル”は歌手芹洋子の”坊ガツル賛歌”で有名になった九重山群の山々に囲まれた湿地帯です。標高が1300M程有り、厳冬の2月のキャンプとなればそれなりの装備は必要ですが、近くには九州では最高所に湧き出る温泉「法華院温泉山荘」があり、宿泊も出来ます。
よって参加者はテント泊や山荘泊まりと様々ですが、小学校低学年の子供達も数人います。
雪もたっぷりあり街中では中々体験できない雪遊びが出来たんじゃないでしょうか。ただ、法華院温泉まではどの登山口からも2〜3時間歩かなければいけません。

私達は4人で参加しました。うち1人は山荘泊まりです。3人がテント泊の装備で山荘までの最短距離?の大曲登山口からスガモリ越経由で坊ガツルを目指しました。



いきなりスガモリ越の休憩所です。
ご覧の様な天気でして登山口から殆ど写真も撮ることなく此処まで来ました。
本当は此処に荷物をデポしてから三俣山でもピストンするつもりでしたが、この天気じゃ登っても得るものは少ないでしょう?と言うことで少しの休憩でスガモリ越から少し下った分岐を左に向かい法華院温泉に向かいます。
ここ北千里は風の通り道になっていて普段は雪も飛ばされて余り積もらない場所なんですが、今日は深いところ30cm以上有ります。

右上画像は北千里浜から法華院温泉山荘に向けての下りです。
この下りは雪が吹き溜まり易く、大岩の隙間に踏み込むとズッポリと胸近くまで沈みますが、それがまた楽しいんですね。わざと雪の深いところを遊びながら下っていきます。
相変わらず天気は良くありません。時折横殴りの雪が顔を叩き寒いです。
しかし今日はあと少しで温泉に入られるので気分的に余裕が有りますね。
幾つかの砂防ダムを横目に下っていくと、法華院温泉の源泉を汲み上げるポンプの音が聞こえて来たら山荘に到着です。


九州で最も高い所に湧き出る温泉”法華院温泉山荘”です。
街中ではいろんな色が目に飛び込んで来ますが、ここは白と黒だけの風景が広がります。見ていると何故か心が安らぎます。
九州では珍しい営業山小屋です。一泊二食で¥8000か8500円だったと思います。
テントは山荘下のキャンプ場に張ります。坊ヶツルは無料ですがここは有料です。1人300円掛かりますがこの時期は温泉に近い方が良いですね。

テント場に到着するとジュンペイさん達が既に設営されており、その隣に震えながらテントを設営します。設営後は山荘の休憩所でコーヒーでも飲んで一息付いたあとに温泉に入ります。冷え切った身体が生き返りますねぇ。


武井のパープルストーブ101Cをジュンペイさんがもってきました。それに大きな鍋と。
段取りするまでは若干時間を必要とするが、一度燃焼すると火力が驚くほど強く、画像の大鍋に一杯満たした水も10分ちょっとで沸きました。この気温で驚きです。
必要ないときはストーブとして暖房に使われる優れものでした。しかし、少し嵩張るかな?


山荘の土間を借りて参加者の皆さんと鍋を囲みます。
それぞれが食材を持ち寄っての本当の寄せ鍋です。寒い時には鍋が一番ですね。
初対面の方も多くいますが、雪の降る寒い時に此処まで来て同じ鍋を囲む様な仲間です。直ぐにうち解けて話も弾みます。外は強風で雪が舞って大荒れですがここは良い雰囲気で時間が過ぎていきます。

テントに戻るとき風は相変わらず強いが、飛ぶように流されていく雲の隙間からは星空を見ることが出来ました。明日は天気も回復しそうです。


シュラフに入り気温を見ると氷点下4.9℃をしましています。足元に使い捨てのカイロを入れいるのでそう寒くはありません。快適に眠れそうです。

夜は寒くは無かったんですが風が強く何度も目が覚めます。トイレに行きたいのですがシュラフから出るのが辛いです。明るくなった7時過ぎにやっとこさ覚悟を決めて起きだします。
テントの外に出ると雲は多いものの良い天気です。昨夜の鍋の残りで雑炊の朝食を済ませ、テント撤収後9時過ぎに出発します。


すっかり青空になってきました。
「どこにも登らんでよかと?」そんな声も聞こえますが、今回はOFF会が目的ですから軟弱ハイカーの我々はこのまま雨ヶ池を通り長者原に下山します(笑)。


右端に見える平治岳も今は真っ白に雪を被っていますが、6月にはミヤマキリシマで山全体が赤く染まる筈です。
パフパフの良質の雪を踏みながら林を抜けると雨ヶ池です。その先の開けた所から雪を被った湧蓋山や泉水山が綺麗です。最近出来たのでしょうか、泉水の中腹を真横に通る林道が痛々しいですね。ここから1時間ほどで「氷りの祭典」で賑わう長者原に到着します。


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